2014年06月18日

おおきなかぶ

グリーンレンジャーつい先日のこと、僕が開発に携わっている新機能で、開発部門のリーダーに質問しました。
『図形編集をしないで、表示情報を部分的に更新したい』
図形を編集すると、表示情報が更新され、図形の見た目が変わります。
しかし、僕がやりたいのは図形変形はしないけど、表示情報を更新して、見た目を変えたいという例外的な内容でした。

当然のごとく、どうしてそのようなことがしたいのか、どのような時にその機能が必要なのかと説明を求められ、窮していると、先輩が助け船を出してくれました。
「実現したいのは、こういうことで・・・」 本格的に議論がスタートし、やんややんやとヒートアップ。
「うんとこしょ どっこいしょ」。かぶは抜けません。

見かねたベテラン先輩が「そういう時はこの関数(プログラム)を使えばいいんじゃない?」と提案してくれました。しかしそのプログラムでは解決できないようです。
「うんとこしょ どっこいしょ」。かぶはまだ抜けません。

声が大きかったせいか、話は波及し、隣チームのリーダーまでが、「こういう汎用関数があるので、使ってみるといいよ」と話に加わりました。
ただその関数を使うにはいろいろな制限があるということで、この時点で僕は諦めモードに突入。
「うんとこしょ どっこいしょ」。かぶはまだまだ抜けません。

どこで聞き耳を立てていたのやら、最後に取締役部長までが出てきました。
「なになに、面白そうな議論してるじゃない。昔、オレが作った関数がね・・・」と話が急展開。
「うんとこしょ どっこいしょ」。かぶはようやく抜けたのでした。

取締役部長は最後に登場するネズミだったようです。
かぶは抜けたものの、それが実に根が深ーく、その後大改修を余儀なくされたのでした。
なんともほのぼのした札幌技術部の風景です。

おおきなかぶ
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2013年11月13日

神々の後継者 変遷シリーズB

前回は、技術者集団によって「ARCDRAW」が作りあげられるまでを紹介しました。
ARCDRAWの基盤ができあがり、僕らみたいな若輩者を総動員して膨大なコマンドを作成する一方で、特定の技術者が専門分野に特化するケースもありました。
例えば、JW-CADやAutoCADといった他CADとの互換や、特殊な文字図形、OLE機能、さらには各設備固有の専門分野です。
これらは専門知識を要するため、特定の技術者が集中して作業しました。

ところがここで問題が発生したのです。
専門従事者が引退・異動、病欠などで現場にいない場合、彼らの携わった部分が未知の聖域となってしまい、メンテナンスが行き届かなくなってしまうのです。
もちろん前任者から引き継ぎは行われますが、一子相伝では盤石とはいえません。
そこで最近では、経緯を知る老兵が指揮・管理して、若い技術者が分野を問わずに広く対応し、知識を共有する傾向になりました。
それでも、他に影響を及ぼすような繊細な部分では、稀に老兵が駆り出されることもあるようです。
  老いた伝説の神技術者 わしの出番かえ〜

グリーンレンジャー創世記を見守ってきた僕の出番もおしまいが近づいてきました。
昨今は、iPadを代表するタブレットや、Window8の登場により、タッチパネルが台頭してきました。社内の世代交代も始まり、斬新な新製品が開発されるのが待ち遠しい限りです。
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2013年11月07日

ARCDRAW登場 変遷シリーズA

グリーンレンジャー前回は、Windows対応版「ARCDRAW」の開発に携わった技術者集団について紹介しましたが、今回はもう少し掘り下げ、「ARCDRAW」ができあがるまでを紹介しましょう。
あっ、ちなみに僕は新卒採用者で、当時プログラム言語を学習中のペーペーでした。

さて、「ARCDRAW」開発は、計算ロジックを網羅したライブラリ、ユーザ操作の支柱となるUI部、図形を操作する図形部などの機構に分類され、各担当が作り上げた機能を組み合わせて、ARCDRAWができあがりました。
最初に表示されたのが、円だったのか線分だったのか僕は知りません。神のみぞ知る?

例えば、線分図形を作図するとします。
  1. メニューから線分の作図コマンドを選択する → UI部
  2. 始点、終点の入力をナビゲートする → コマンド
  3. マウスの座標入力位置を読み取る → 制御部
  4. 入力された座標位置で線分を作成する → 図形部
  5. 作成された線分を表示する → 表示部
実際はもっと複雑ですが、大まかにいえばこのように各部が連携して成り立っているわけです。
こうして一連の軸ができた後は、さらに、本社技術部で各種設備機能が盛り込まれ、ついに設備CAD「CADWe'll Cape」が完成しました。

さて、その後となると・・・
ミレニアムを迎え、Windows XPが世を席巻し始めると、大幅な機能改善や3D機能の搭載等に伴い、2006年「CADWe'll Tfas」が誕生します。
しかし、ここで問題が発生するのです。(つづく)
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2013年10月30日

ダイテックの神技術者 変遷シリーズ@

グリーンレンジャー本日は、ダイテックの生き字引になりつつある僕が、ダイテックの主軸製品「CADWe'll Tfas」の変遷と、それに関連した職人たちについてお話していきましょう。
ダイテックにも神7ならぬ、神的存在の技術者たちがいたんです(笑)。

ダイテックのCAD開発の歴史は古く、社史によれば1987年より販売を開始しています。
当初は「稲妻CAD」という名前で、「CADWe'll」のデビューは1991年となります。
この「CADWe'll」は、ディジタイザと呼ばれる装置を使い、ペンプロッターで時間をかけて図面出力するという、当時では画期的でしたが、今思えば相当にアナログなものでした。

1992年、賃金コストが安かったからでしょうか、札幌に技術部が新設されました。
バブル崩壊でUターン組が大勢いたので、次々と中途採用者が入社しました。
当時はまだ、MS-DOS主流で、ドクター中松が開発したフロッピーディスクが大活躍の時代です。

1995年、Microsoft社がWindows95を発売。ドラクエ3並みに徹夜組が出る一大センセーショナルが巻き起こりました。
翌1996年、ダイテックから本格的にWindows対応した汎用CAD「ARCDRAW」が発売され、その一年後に建築設備CAD「CADWe'll Cape」が発売されました。
この過渡期のWindows対応に携わったのが、くだんの技術者集団です。まだ20代で勢いがあったんですね。

神2神2神2神1神2神2神2

かなり持ち上げてますが、決してあてこすりではなく、あれから20年近くも脈々と受け継がれてきた「CADWe'll」シリーズの核を開発した人たちです。(つづく)
posted by ウエカレンジャー at 09:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2013年08月29日

ユーザ目線の操作性

技術者というのは理数系の物事を理論的に考える思考の持ち主だと思われがちですが、文系出身者も結構な割合でいます。コツコツとこだわって突きつめる粘着質タイプと、あっけらかんとした豪放磊落タイプの両極端の人が多いです。ただ、一日中、席に座って思案し、ディスプレイと睨みっこしながらキーボードを打ち続けるので、唯一、体育会系の肉体派は皆無。

さて、プログラマーを長年続けていると、どうも視野が狭くなる気がするのは否めません。
目が悪くなるという意味ではなく、技術者目線で物事を見てしまうため、実際に製品を使用するユーザのことをおいてけぼりにしてしまう傾向があります。

そういう時、サポートセンターのお姉さまたちの手厳しい意見はタメになります。
ユーザの声を多く聞いているサポートの人たちは、ユーザ目線で指摘してくれるので、目からウロコのことがあります。
こうした方が使いやすいとか、この説明では分かりにくいとか、様々な意見をいただきます。
苦労して作った機能があっさり却下されることもあります。
サポートに怒られる

技術者は、自分の作った機能へのこだわりと愛着のあまり、目の前のことしか見えなくなってしまうんですね。
視野を広げて多くの意見に耳を傾けることが大切なのだと身に染みて思う今日この頃なのであります。
posted by ウエカレンジャー at 10:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2013年07月24日

ひとつの機能ができるまで

本日、技術者の声として、一つの機能ができるまでの製作過程を教えちゃいましょう。

日々、サポートセンターには数多くのお問い合わせや意見・要望が寄せられます。
それらはすべてデータベース化され、その要望・障害の中から、類似案件が多いもの、開発期間、緊急性などを鑑みて、上層部がどの機能を作成・修正するか抜粋します。

機能の難易度、重要性から、技術者の熟練度、担当別に割り振られます。
技術者は、要望内容をもとに、概要、機能の流れや制限事項などを取りまとめて仕様書を作成します。
仕様書をもとに、ミーティングを重ね、承認がおりると、詳細設計に入ります。
設計段階にもミーティングを重ね、これを通過すると実際の開発作業に入ります。
必要があれば、試作品を作って検証し、さらに吟味することもあります。

レンジャー打ち合わせ

このようにして全機能が揃うと、技術部内のテストが行われ、続いてサポートセンターのテストが行われます。
この時点で障害が見つかったり、改良案があれば、突き戻され、意見交換が交わされ、改修作業を行い、これが数回繰り返されます。
障害数は個人評価の減点対象となり、ボーナスに反映されるので戦々恐々、阿鼻叫喚です。
こうして新機能を取り入れた最新バージョンが完成し、世に出ていくのであります。
レンジャー打ち上げ

WebCADDでは、ご要望窓口をもうけてますので、こんな機能がほしいなどの要望がありましたら、ぜひ投稿してみてください。
posted by ウエカレンジャー at 09:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2013年01月23日

WebCADD製品の裏技

ブルー先日、お知らせ機能をお伝えしたが、
同様にタスクバーを使ったWebCADD製品の裏技をひとつ伝授しましょう。

WebCADDの製品(CADWe'll Tfasシリーズ & CADWe'll 土木)を起動すると、
タスクバー(右下の時刻が表示されている部分)に、ピンク色のコイン状の物体がくるくると回っているのが見えるかと思います。
ちなみに中の「W」の文字は、WebCADDの「W」ですよ。トイレじゃありませんよ。
タスクバー

このコイン上にマウスカーソルを近づけると、、、、
製品起動からの利用時間が表示されるのだ!
タスクバー(利用時間)

従量課金でご利用のお客様には、製品利用の目安になるのではないかと思います。
今すぐ、マウスを近づけてみておくんなまし。
posted by ウエカレンジャー at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2010年11月10日

技術部 決起大会 in 札幌

10月の頭に、弊社札幌技術部では、社長など偉い人々が顔を揃えて決起集会が催されました。
会の内容は、本社と札幌の技術部でマチマチな作業工程をルール化して、よりスムーズにソフト開発に取り組んでいきましょうというルール説明会と、新体制で一致団結して開発に臨もうぜぇ的な宴会の2部構成でありました。

第一部は立派なホテルの一室で、技術部のツートップによる説明会が神妙に行われました。
給与査定に関する話もあるので、みな割と真剣に聴講していたのではないかと・・
説明会スタート 聴講中

第二部は、居酒屋ならぬ立食という“らしからぬ”宴会ながら、ほぼ無礼講でしょ。
でも庶民の口にホテルの料理は合わない???
決起大会オープニング 乾杯!

最後は一本締め「ヨォーーォ」で締めくくり、有意義な決起大会は閉幕したのでした。
posted by ウエカレンジャー at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2009年05月19日

4半円点

弊社が取り扱う他の設備CADで、ひっそりと息を潜めて存在していたコマンドが、この度スナップモード(旧キャッチモード)として昇格したので教えちゃおう。その名も「4半円点」
最近はドーム状の建物が増えてきたし、円柱や円形の部材を扱う時には、あると便利な機能だよ。
スナップモード  グリーン

■スナップモードとは
設定を変えていなければ、スナップは勝手に表示される機能なので、皆さんも何気に使っていると思う。
スナップ表示コマンド実行中に、図形にマウスを近づけると、左図のような記号が表示されることがあるでしょ。これはマウス位置から図形上の近傍点に座標補正されてるんだ。図形同士を接続する時などの目安になるでしょ。
点・端点・交点は「×」、中点・4半円点は「◎」、線上点「○」。

■4半円点とは
4半円点4半円点は、左図のように、3時、6時、9時、12時の4方向でスナップが表示されるんだよ。

今まで、円・円弧(楕円・楕円弧を含む)の図形では、円の中心点と線上点しかスナップ表示されなかったので、中心点から補助線を引いて4半円点を取得するような事態がなくなるね。

スプラインやクロソイドは対象外なので、土木CADではあまり恩恵は感じないかもしれないけど、機会があったら円にマウスを近づけて、「これが4半円点かぁ」とひとりごちてみてね。

過去の関連記事:キャッチ
posted by ウエカレンジャー at 09:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
2009年04月14日

印刷領域指定時の裏技

今日は若輩ながら、僕グリーンが、ちゃっかり仕込んでおいた印刷時のちょっとした裏技を伝授するよ。
先日、ブルーが任意角度による回転印刷を紹介してたけど、同じダイアログ内にある「マウス基点」という項目を使ったことある?
印刷マウス基点  グリーン

マウス基点とは、印刷領域を指定する際の基準となる点のこと。
マウス基点によるマージン位置印刷領域を指定する際、用紙サイズ、印刷倍率、マージンを考慮した左図のような印刷枠がドラッグ表示され、印刷領域を指定することができるでしょ。
ちなみにマージンが未設定の場合は、プリンタドライバで設定されているマージンが反映されるよ。
マージン範囲が上下左右のどちらかに寄れば、マージン範囲と用紙範囲の中央はおのずと変わってくる。


ダイアログ上でも「マージン範囲の左下/用紙範囲の左下/マージン範囲の中央/用紙範囲の中央」と切替えることができるんだけど、もっとらくに切替える裏技を教えてあげる。
上図のような印刷枠が表示されている時に、「Shift」キーを押しながら左クリックすると、「マージン範囲の左下→用紙範囲の左下→マージン範囲の中央→用紙範囲の中央→・・・」と、マウス基点をその場で切替えることができるんだよ。
この図形を中心に印刷したいとか、心変わりしたときに使ってね。
posted by ウエカレンジャー at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル情報>技術者の声
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