班毎にテントを張り、各班で自炊して、食後はお決まりのキャンプファイアー。
フォークギターを弾き語ることもなく、フォークダンスするわけでもなく、早々にお開きです。
田舎のキャンプ場なので外灯も少なく、夜は川に近づくと、なまら怒られ

男女のテントの設置場所が線引きされていたので、男班のテント同士は自由に行き来できます。
当たり前のごとく、怪談好きなやつが必然と集まり、怪談話、いわゆる百物語がはじまります。
菓子と懐中電灯を持ち寄って、話が終わると懐中電灯を消していきます。
何人かは詳しいやつがいるので、ネタを持ってるやつが何回も話します。
そして全部の懐中電灯が消えた時・・・、一人が驚いた声をあげました。
そいつは青ざめた顔でテントの外に出て行きました。
「おい、驚かすなよ」「どうしたんだよ」と皆が口々にぼやくと、
「誰かがオレの背中叩いた・・・」
数人が横たわれるほどの狭いテントです。
円卓になって座っていたので、外から叩かれたと思い、確認しようと外に出たわけです。
でも外には誰もいませんでした。
あまりにも騒いでるので先生がやってきました。
事情を話すと、「毎年、そういうことがあるんだよな」とポツリ。
どうやらそのキャンプ場は、霊現象が起きることで有名らしく、怖い話をしていると霊が寄ってくるのか、何らかの怪現象が起こるそうです・・・。
川向こうに白い人影を見た女子もいたそうな・・・。
くわばら、くわばら。

