2008年07月03日

万城目学『鴨川ホルモー』

毎週、ピンクが呪文のようにせわしなく語る「太王四神記」の話を聞くと、図らずも
「鴨川ホルモオオオォォォーッ」と破廉恥なまでに鼻の穴を広げて、雄叫びを発したくなるレッドです。
その「鴨川ホルモー」が映画化されると聞いて、歓喜に胸が震えております。
red_moruho.gif
「鴨川ホルモー」とは、「鹿男あをによし」で周知の万城目学氏の処女作品です。
軽快な言葉回しで読みやすく、キテレツな内容が実に面白いッ!
舞台は風光明媚な京都。大学新入生の主人公がとあるサークルの新歓に誘われるところから物語は始まる。
京都の4つの大学に属する各サークルには、それぞれ「朱雀・青竜・百虎・玄武」をもじった名前が命名され、「太王四神記」と接続するわけ。
勧誘された新入生の中から自然淘汰された結果、ある意味必然的に神に導かれたもうたメンバー10名が残り、総勢40名でホルモーなる格闘技戦?で勝敗を競い合うことになる。
この未知なる言葉「ホルモー」の内容が作中で徐々に明かされていくにつけ、読者は物語にぐいぐい引き込まれていくのだ。
登場人物もまた、鼻フェチの主人公を筆頭に、いずれも個性的な濃ゆ〜いキャラ全開だ。
彼らの心の機微が絶妙な笑いへと誘ってくれるはずだ。

以下ネタバレ注意!
この神聖なホルモー競技は陰陽道に則った、歴史ある由緒正しき競技らしい。
鹿男では神の使いなる鹿が登場するが、鴨川では珍種の生き物「オニ」が登場する。
一人あたり百匹のオニを「オニ語」で使役して、人間ではなくオニ同士を対決勝負させるのだが、
使役したオニを全滅させてしまうと、世にも奇妙な罰が待ち受けている・・・。
赤・青・白・黒のチームカラーの襤褸(ボロ)を纏った体長20cmほどのオニたちが、ワラワラと乱闘しているのを想像するのは、実に得がたい経験だ。
映画版でどのように描かれるか、今から楽しみである。

「鴨川ホルモー」から枝葉した短編集「ホルモー六景」と合わせて読むと、倍楽しめるだろう。
僕自身も「ホルモオオオォォォーッ」なる雄叫びで、諸処の呪縛から解き放たれたいものだ。
posted by ウエカレンジャー at 09:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑日記>映画・本
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